【3103】ユニチカユニチカ設備技術株式会社の耐火スクリーンにかかわる遮煙性能の未達及び一部認定の不正取得について(お詫び)のIR速報

20141216 16:30、ユニチカ(3103)の新着情報を配信します。

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2014年 12月 16日
各 位
会社名 ユニチカ株式会社
代表者名 代表取締役社長 注連 浩行
(コード番号 3103 東証第一部)
問合せ先 経営管理室長 杉澤 滋
(TEL 06-6281-5695)

ユニチカ設備技術株式会社の耐火スクリーンにかかわる
遮煙性能の未達及び一部認定の不正取得について(お詫び)

本日、国土交通省から「ユニチカ設備技術(株)が製造した防火スクリーンの性能
評価・大臣認定における虚偽申請について」が報道発表されましたが、弊社子会社の
ユニチカ設備技術株式会社(本社:京都府宇治市)が国土交通大臣認定(以下「認定」
といいます。)を取得しております耐火スクリーンに関しまして、遮煙性能が認定基準
を満たしていないことが判明しました。防耐火設備として必要な認定基準には、遮炎
性能・遮煙性能・作動性能の3種類がありますが、本件は遮煙性能認定のみに発生し
た問題であり、遮炎認定及び作動認定に関しては問題がないことをお知らせいたしま
す。
また、ユニチカ設備技術株式会社が 2005 年の該当製品の認定申請(弊社、ユニチ
カ設備技術株式会社、株式会社内外テクノスの共同申請)について『設計、製作、販
売時には使用していない部材を使用して認定を取得していたこと』、2011 年の認定申
請(ユニチカ設備技術株式会社の単独申請)について『認定申請時に添付する性能試
験報告書の図面に意図的な加工を行って提出していたこと』が判明しました。
本件につきましては、該当製品は認定取り消しとなり、お客様をはじめとする皆様
に多大なご心配・ご迷惑をおかけすること、並びに、耐火スクリーンに対するお客様
の信頼を損ねたことで、同様の製品をお取り扱いの業界各社様に大変なご迷惑をおか
けすることを、深くお詫び申し上げます。
ユニチカ設備技術株式会社では対象製品をご購入のお客様に早急にご連絡するとと
もに、是正を速やかに行えるよう努めさせていただきます。弊社といたしましても、
関係各位のご指導ご支援を賜り、対象製品の必要な是正を行うため、ユニチカ設備技
術株式会社を支援することで最善を尽くすとともに、誠意を持って対応することで関
係各位の信頼回復に努めて参ります。また、不正行為に対する関係者の断固たる処断、
再発防止に取り組んで参ります。何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
なお、本件による業績に与える影響につきましては、暫定処置(遮煙材等の追加)
を行ったうえで、本格是正については関係各位の皆様とご相談のうえ進めていくとと
もに、新中期経営計画で掲げた事業ポートフォリオ改革やコスト削減をより早期に推
進して参りますが、現時点では未確定のため、今後その影響が明らかとなり、業績へ
の影響が重要であると判断した場合は速やかにお知らせします。

1.取り消し対象となる該当製品の「遮煙性能を有する防火設備の作動性能等」の認定
番号
製品名:「ユニファイヤーガード ウォークスルータイプ」
認定番号:CAS-0636(旧認定番号 CAS-0284)
CAS-0604
CAS-0611(旧認定番号 CAS-0081、0098、0170、0207)
CAS-0582
CAS-0644(旧認定番号 CAS-0001、0010)
CAS-0639(旧認定番号 CAS-0288、0406)
CAS-0193
CAS-0586
CAS-0871
なお、ユニチカ設備技術株式会社が他に取得しております「特定防火設備」の認定
(EA)、「防火設備の作動性能等」の認定(CAT)及び、製品の「ユニファイヤーガー
ド ミニシリーズ」につきましては、現時点で「遮煙性能を有する防火設備の作動性
能等」の認定(CAS)のような問題はございません。

2.該当製品の販売期間と対象台数
販売期間:2002年 1月~2014年 9月
対象台数:6,241台 1,616現場
※(参考)製品総販売台数:6,424台 1,641現場

3.不正行為の経緯と内容
ユニチカグループの構造改革の一環でユニチカ設備技術株式会社の事業性検証を進
めている段階において、2014年 8月 1日にユニチカ設備技術株式会社の認定担当者の
告白により、以下の不正行為の疑いが判明したため、ユニチカ設備技術株式会社から
弊社へ報告があり、8月 8日に認定の共同申請者である株式会社内外テクノスにユニ
チカ設備技術株式会社より報告いたしました。
弊社は、客観的に事実を究明し、実態を把握するため、ユニチカ設備技術株式会社
とは利害関係のない弁護士に調査を依頼し、8月 25日に外部調査委員会を立ち上げま
した。
並行して、ユニチカ設備技術株式会社は、販売製品の性能が懸念されるため、その
安全性を検証すべく、ユニチカ設備技術株式会社試験場及び一般財団法人日本建築総
合試験所にて遮煙性能確認試験を行って参りました。
この結果、「ユニファイヤーガード ウォークスルータイプ」の CAS製品の内、避
難開口(扉)付き及びサブローラー付きの製品において、煙の漏気量基準を満たして
いないことがわかりました。

【不正行為の内容】
① 2005(平成 17)年 7 月 13 日付認定(認定番号 CAS-0190)の取得に関して
2005(平成 17)年 1月 25 日に日本建築総合試験所にて実施した遮煙性能試験(試験
番号 IXB-04-0074:報告書発行日 2005(平成 17)年 2 月 8 日)において、図面に記
載のない複数の遮煙材(フェルト及びセラミックシート)を使用して受験。日本建築
総合試験所試験担当より図面と試験体との不整合の指摘を受け、性能試験報告書の図
面に当該遮煙材を追記したものの、性能評価申請書の図面にはフェルトの記載が欠落
し、そのまま当該認定(CAS-0190)の取得に至った。認定書の図面から制作図を作
成する際にフェルト及びセラミックシートの記載がなされなかったため、当該認定番
号にて製造、販売した製品(以下、実機)には試験で使用した複数の遮煙材(フェル
ト及びセラミックシート)は使用されていなかった。その結果、性能試験報告書に記
載されている図面、認定書(性能評価書)に記載されている図面、製品仕様の三者に
“仕様の不整合”が生じていた。
なお、当該認定番号 CAS-0190 は 2010(平成 22)年 12月に取り下げ済みです。
※補足資料 不正行為について(1)参照。

② 2011(平成 23)年 7 月 21日付認定(認定番号CAS-0636)の取得に関して
2010(平成 22)年、「建築基準法に基づく防耐火関連の構造方法等の認定に関するサ
ンプル調査」において、ユニチカ設備技術株式会社「ユニファイヤーガード」に関す
る認定書と製品における使用部材の相違点が指摘され、それまで取得した全ての認定
について再取得を行なった。遮煙性能に関わる認定取得に際しては、過去の遮煙性能
試験の結果で評価することとなり、当該認定番号(CAS-0636)の認定取得に際しては、
性能評価申請書の参考資料として遮煙性能試験報告書(試験番号 IXB-04-0074)を添
付した。その際、性能報告書の図面に記載していた遮煙材の表記を一部削除し提出し
た。
※補足資料 不正行為について(2)参照。

4.該当製品設置場所での現状確認されている被害
現在のところございません。

5.再発防止策について
今後、外部調査委員会の提言を受け、ユニチカ設備技術株式会社としての再発防止
策をまとめ、社員従業員に徹底していく所存です。
弊社といたしましては、本件をグループ全体の問題として捉え、グループ一丸とな
って再発防止策を整えて参ります。

6.今後のお客様対応について
今後の対応については、関係各位のご指導、ご支援を賜り、販売済み製品の安全性
を確保するため、ユニチカ設備技術株式会社が性能試験当時に使用されておりました

遮煙材の取り付け(ユニチカ設備技術株式会社社内試験の結果より、遮煙性能が向上
することが確認されております。)について、お客様のご理解をいただきながら、暫定
処置として早期に着手して参ります。並行して、改修方法の特定、改修策を講じた仕
様での性能試験、性能評価といった手順を経て、本格是正としての製品の改修を行っ
て参ります。
該当製品をご使用いただいております建物所有者であるお客様へは、ユニチカ設備
技術株式会社が直接、または実機の販売・施工を行なっていただいたシャッターメー
カー様、建設会社様等を通じ、今回の事象の説明を行って参ります。
弊社といたしましても、本件は一子会社の問題ではなく、弊社グループ全体の問題
として認識し、グループをあげてお客様、関係者の皆様へのご対応をさせていただき
ますので、ご迷惑、ご心配をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

なお、本件に関するご相談・お問い合わせにつきましては、下記専用窓口へご連絡
ください。

■ 本件に関するお問い合わせ先
ユニチカ設備技術株式会社 お客様窓口
電話番号:0120-277-404(フリーダイヤル)
受付時間:9時~18時
2014年 12月 29日までは土日、祝祭日含め対応いたします。
年末年始は 12月 30日から 1月 4日までお休みをいただき、2015年 1月 5日以降
は、土曜、日曜、祝祭日を除き対応いたします。

7.今後の情報開示について
本件に関わる進捗については、新たにお伝えすべき状況になり次第、適宜情報開示
を行って参ります。

以上

補足資料
目次
・耐火スクリーンの概要
・耐火スクリーン機種
・耐火スクリーンの設置例
・耐火スクリーンの構成
・ウォークスルー[避難開口(扉)] の機構
・大臣認定制度の概要
・遮炎性能試験
・遮煙性能試験
・不正行為について(1)
・不正行為について(2)
・遮煙材の取付場所について
・遮煙材取付について(大扉)
・遮煙性能確認試験の結果
・暫定措置

1
耐火スクリーンの概要
耐火スクリーンとは、シリカクロスを膜材に使用した防火・防煙シート
シャッターです。
商品名:ユニファイヤーガード

特 長:①スチールシャッターと同等以上
の耐火性能・遮煙性能がある。

②避難口(ウォークスルー)が
組み込まれている。

③軽量で柔軟性がある。

④光透過率が高い。
避難用併設扉が不要。
スクリーンの向こう側
の状況がある程度把握
できる。
2
耐火スクリーン機種 (ユニファイヤーガード)
避難開口1面
避難開口2面
25m以下 6.5m未満
6.5m未満
避難開口無し
6.5m未満
※竪穴区画は15m以下
6.
0m

サブローラー
スクリーン
サブローラー付き
3
耐火スクリーンの設置例
4
耐火スクリーンの構成
スクリーン
カバー 巻取シャフト
軸受けブラケット
開閉器
自動閉鎖装置
まぐさ
座板
シート
ガイドレール
構造物
手動閉鎖装置
床面
天井
座板
シート


開閉器
避難開口(扉)
5
ウォークスルー[避難開口(扉)] の機構
避難開口
(扉)
閉じた状態 開けた状態
大扉
小扉
小扉 大扉
裏側のシート


裏側のシート
.
避難方向
反対側から
押し開く
大扉
小扉
6
大臣認定制度の概要
①遮炎性能
・60分間加熱、最大温度を945℃
・加熱の反対側に10秒を超えて連続して火がでない
②作動性能
・自動火災警報器の信号で自動的に閉鎖する
・避難時に扉から1分間に70人が通過できる
③遮煙性能
・圧力差10Pa、20Pa、30Paでの漏気量を測定する
・漏気量が圧力差19.6Pa換算で0.2m3/min・m2以下
指定性能評価機関において各種試験に合格する
国土交通大臣の認定取得
7
試験体を壁炉前面に設置します。
日本建築総合試験所ホームページより抜粋
遮炎性能試験
8
日本建築総合試験所ホームページより抜粋
遮煙性能試験
試験体を圧力箱と捕集箱の間に設置します。
9
不正行為について(1)
性能試験報告書 性能評価書・認定書
製品仕様(実機)
平成17年7月13日付大臣認定(CAS-0190)の認定取得に関して
記載なし
記載なし
炭素繊維フェルト
炭素繊維フェルト
セラミックシート
10
記載なし
不正行為について(2)
平成23年7月21日付大臣認定(CAS-0636)の認定取得に関して
性能試験報告書 性能評価申請書の添付図面
11
遮煙材の取付場所について
本体
スクリーン
(遮煙材)
(遮煙材取付状態の再現)
大扉
スクリーン
小扉
スクリーン
本体
スクリーン
スクリーンの状態(イメージ図)※遮煙材有り スクリーンの状態(断面図)
遮煙材
12
遮煙材取付について(大扉)
(遮煙材)
(遮煙材取付状態の再現)
スクリーンの状態(イメージ図)※遮煙材有り スクリーンの状態(断面図)
クロロプレンゴム
●ウォークスルー大扉詳細
大扉開放 (ゴムなし) 大扉開放 (ゴムあり)
座板
本体スクリーン
座板
大扉
スクリーン
大扉
遮煙材
座板
13
遮煙性能確認試験の結果
(圧力差19.6Paにおける通気量)
単位:m3/min・m2
仕様 正圧 /負圧 認定取得時 今回試験
扉2面
正圧 0.13 0.34
負圧 0.14 0.14
扉1面
正圧 0.11 0.22
負圧 0.09 0.14
扉なし
正圧 0.07 0.12
負圧 0.05 0.06
サブローラー
正圧 0.12 0.28
負圧 0.08 0.22
14
15
暫定措置
15
本体
スクリーン
(遮煙材)
(遮煙材取付状態の再現)
(遮煙材)
(遮煙材取付状態の再現)
クロロプレンゴム
●ウォークスルー大扉詳細
大扉開放 (ゴムなし) 大扉開放 (ゴムあり)
座板
本体スクリーン
座板

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